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引出物の「あたりまえ」とは?

こんにちは。

結婚式のご準備が進み、ゲストのご参加も大まかに決定してくると

皆様が悩まれるのが「引出物」です。

最近ではおしゃれな品も増えて、選択肢もどんどん広がっていますね!

 

元々「引出物」とは平安時代に宴を開いた貴族が、その成功を喜んで

庭に馬を”引き出して”宴会に招いたお客様に贈ったことが由来となっており

お客様へのお土産なので参加者にはどのような人にも同じものを贈っていたそうです。

 

バブル景気前までは、今では信じられませんが

披露宴の料理の一部を折り詰めとして持ち帰るのが「あたりまえ」だったそうです!

 

引出物が記念品として渡されるようになったのはバブル景気以降と聞くと

まだまだ決まりのない、案外歴史の浅いものに感じますね。

 

10年以上前の結婚式では「カタログギフト」が大流行しており

当時結婚式をなさった新郎新婦様が選ばれるのも

友人の結婚式に行っても

種類は違ってもほぼ、カタログギフトだったような気がします。

当時はカタログギフトに引菓子を加え、名披露目といわれるプラスワンギフト(鰹節など)を加えるのが

「あたりまえ」だったのですね。

 

それから時代が移り変わっていくと、今度は「お品」をお渡しする方が増えました。

男性の友人にはシューケアギフト、女性の友人にはアクセサリーボックス

夫婦の友人にはペアグラス、親族には和食器の大皿…など

ゲストおひとりおひとりを思いながら

”これを選んだら喜んでくれるかな”

と悩まれながら「贈りわけ」をするのが「あたりまえ」の時代に。

 

そして現在、じわじわと流行っているのが「宅配ギフト」だそうです!

カタログギフトのようにゲストが選ばれるのではなく

おふたりがゲストの皆様のために選ばれたギフトが

ご自宅まで届くという、なんとも現代的なシステム♡

きっと「重いものを持って帰ってもらうのは申し訳ない…」といった

新郎新婦様の声から生まれたのでしょうね。

とはいえ、手ぶらでご帰宅いただくのも味気ないので、

お土産のお品は別途ご用意されるそうです。

今後はこれも「あたりまえ」になっていくのでしょうか?

 

時代やライフスタイルに合わせてどんどん進化していく引出物。

とっても奥が深いですね。。。

また地域によってのしきたりなど、改めてご紹介できればと思います♪