みなさまこんにちは。
今年の夏はどんな色になりましたか?
残暑の空もだんだんと秋の声が聞こえてきそうですね。
さて、本日はウェディングドレスに欠かせないレースについて歴史を遡ってみませんか?
レースには沢山の種類があります。
その数だけ歴史もあります。
その中から一つ、伝統となったレースのお話を。
19世紀に一躍有名となった「ホニトンレース」があります。
英国の地方都市ホニトン産のものです。
16世紀後半に渡英したフランドル人の技術を基に発達しました。
レースの名前の由来は生産された地域名を付けられることが多いそうです。
このレースはヴィクトリア女王のウェディングドレスとヴェールに用いられ、
当時36人の職人が1年半かけて手作業で完成させたと言われています。
調べてみると、製作に総勢200名以上というお話もあったりと、真実は想像でしか見ることができませんが
とても手の込んだ職人の手なしでは作り上げられない、貴重なものだということが伝わります。
私たちメンテナンススタッフも一つ一つ、ドレスの表情を見ながらお客様に合わせて手直しをさせていただいております。
ドレスにも職人の手の背景があります。
そんなことを想像しながらドレスや小物を選んでみると、
また新しい発見が生まれそうですね。