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Press Release

秋の七草   小泉

大型の台風が過ぎ、やっと秋らしい気温になってまいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

本日は秋の七草についてご紹介させて頂きます。

 

春の七草は、無病息災を願って「七草粥」として食べる習慣があり、とてもポピュラーですね。

では、秋の七草があるのはご存知でしょうか?

秋の七草は、冬が来る前に咲き誇る花の美しさを愛でるものなのだそうです。

万葉集の歌人、山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだとされる歌が元となっているそうで、

このように歌っています。

 

「秋の野に 咲きたる花を 指折(およびお)り かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」

 

「萩が花 尾花(をばな)葛花(くずはな)なでしこが花

をみなへし また藤袴(ふぢはかま)朝顔(あさがほ)が花」

 

最初の歌は「秋の野に咲く美しい花々を指折り数えると7種類ありました」という短歌で、

もう一つはすべて花の名前からなる旋頭歌です。

萩、すすき、葛、撫子、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)、桔梗が出てきます。

 

萩

ススキ

ススキ

 

葛

撫子

撫子

 

女郎花

女郎花

 

藤袴

藤袴

桔梗

桔梗

 

会場の花々に秋の草花を入れて、季節感を出すのも素敵ですよね。

和装をされるのであれば、桔梗の形をした簪を付けるのも素敵です。

 

紅葉の季節、景色や空気、時間の流れに、人々の装いまでがらりと変わる、変化の秋。

その変化の中から、良いインスピレーションを受けて、お式のアイテムに加えてみてはいかがでしょうか?

 

 

最後に七草の中からいくつか花言葉を。

 

萩の花言葉は「想い」

万葉の時代には、萩の花の小枝に恋文を結び、互いに贈りあっていたそうです。

 

撫子の花言葉は「純粋な愛」

昔から「大和撫子」と、日本女性のしとやかな美しさの代名詞として使われますね。

 

女郎花(おみなえし)の花言葉は「美人」

美人をも上回る美しい花。別名で思い草とも呼ばれるそうです。

 

桔梗の花言葉は「変わらぬ愛」

絶滅危惧種に指定されている桔梗。儚く、それでいて変わらない美しさはとても魅力的です。

 

 

朝晩の寒さに体調を崩されませんよう、お気を付けながら、

秋ならではの素敵な毎日をお過ごしください。