皆さまこんにちは。
今年はいつもと違うお正月を過ごす方も多く、外出を控える分、おせちを始めとしたお正月料理を例年より豪華にするという話をよく聞きます。
おせちの中身の一つ一つには、例えばかずのこは子孫繁栄の願いが込められ、昆布巻きは「よろこぶ」とかけているなど
おめでたいこと、嬉しいことに結びつけて縁起をかつぐ意味もあります。
そんな昔ながらのおせち料理は、栗きんとんや伊達巻き、黒豆など、全体的に砂糖を多く使用した甘い味付けのものが多いですよね。
日本の風景とも言えるおせち料理は、とても美しく美味しいのですが、ただでさえ太りやすいこの時期…糖分が少し気になってしまいます。
一般的によく使われる上白糖は、料理に砂糖の色と香りの影響が出ず、食卓にならぶおかずからジャムやお菓子等、幅広く使用されます。
しかし、消化吸収率が早い分、血糖値に影響しやすいとされているため、過剰摂取には注意しないといけません。
そもそも砂糖を多く使う理由は、できるだけ傷みにくくして日持ちさせるためと、めでたい場でありご馳走を食べる日なので、かつては貴重品だった砂糖をたっぷり使ったという理由もあるようです。
今となっては砂糖は手軽に手に入り、摂りすぎはもちろんよくないですが、砂糖が生み出すブドウ糖は体のエネルギー源として欠かせないものです。
きび糖やてんさい糖、三温糖、黒砂糖などなど、色のついた種類のものは完全に精製していない分、白砂糖で失われがちなミネラルやビタミンが多く含まれています。
そのような上白糖以外のものを使用してみたり、甘さを控えめにアレンジしておせち料理を楽しむのもいいかもしれません。
昔からのしきたりは大事にしながら、毎年少しずつ自分の体と好みに合わせてアップデートしていき、オリジナリティ溢れるおせち料理ができていくと素敵ですね。