綿帽子は白無垢のみに使用され、色打掛では着用しません。
一方、角隠しは白無垢でも色打掛(黒引き振袖なども)でもOKです。
また、神前挙式を行った後に披露宴を行う場合、綿帽子や角隠しは外すのが一般的です。
〈綿帽子のもつ意味〉
綿帽子は、ご婦人が出かけるときに、寒くないように着用したり、埃よけとして使われたのが由来と言われています。
ウエディングドレスのベールと似た役割を果たし「挙式の最後まで新郎以外に顔を見せない」という意味合いが込められています。
新婦の頭をすっぽりと覆ってしまうため、清楚なイメージがあり、新郎と身長差があってもカバーすることができます。
〈角隠しのもつ意味〉
角隠しは、日本の伝統的な髪形(文金高島田として知られていますね)の上に被る、白い布のことをいいます。
名前の通り「角」を隠し、夫やその家の伝統に従うという思いから、「女性が男性の家に嫁ぐ」という意味合いが込められています。
綿帽子とは違って、引き振袖・色打掛・白無垢に合わせることが可能。
また大きな特徴として、顔の輪郭がハッキリとあらわれるので化粧映えする点が挙げられます。
白無垢を着たいけど、髪型は洋髪がいい」「洋髪だと綿帽子がキレイにかぶれない」など、白無垢に洋髪を合わせたい!という花嫁さんには、綿帽子をかぶらないという選択肢も◎です。
白無垢×綿帽子は、日本の伝統的な婚礼衣装ですが、必ず守らなければいけないルールというわけではありません。
花嫁さんが一番キレイに見えるような衣装や髪飾りを身に着けて、一生に一度の結婚式を迎えてください♪