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紫陽花 小川

先日は暖かいを通り越して暑いくらいの気温でした。

いつの間にか咲いていた梅や沈丁花の甘い良い香りに包まれながらのお散歩も気持ちが良いです。

 

さて、少し時期は早いですが紫陽花。

最近ではブーケにされる方も増えてきているとか。

 

 

紫陽花の原産は日本で、桜や椿に並んで日本を代表する花です。

その美しさからフランスでは「日本のバラ」とも言われているようです。

 

その昔日本では紫陽花の事を、あづ【集まる】・さい【青い花】であづさいと呼んでいました。

小さい花が集まる形状から、「仲良し」「家族団欒」「団結」のイメージを持ち愛されてきたお花です。

梅雨時期に咲く紫陽花は日本人にとって馴染みのある風景ですよね。

鮮やかな青い花は憂鬱な雨も明るい気持ちにしてくれます。

 

実は土の成分によって花の色を変える紫陽花は「移り気」や「浮気」など

恋人に贈る花としては避けられていた花とマイナスなイメージもあったのですが

こんなにも相手を想い寄りそう気持ちを連想させるお花は他にないのではないでしょうか。

 

本来の日本の紫陽花は

雨の中謙虚に、辛抱強く、愛情に満ち溢れ

鮮やかな色を咲かせる花

 

6月の花嫁様は新たに家族が増えるという気持ちとして

昔から愛された紫陽花をブーケにしてみてはいかがでしょうか。